サントリーとアサヒの飲料から見る、デザインと無為転変

僕はこれまで、呪術廻戦を絡めてデザインについて考えてきました。またその中で、デザインには2種類あると仮説を立ててきました。  

  • コンセプト主導のデザイン(無移転変デザイン)
  • 造形主導のデザイン(呪骸デザイン)

 

参照:

第1回:オシャレ・デザイン・無為転変 呪術廻戦を見て改めて思う、デザインの本質

第2回:続・魂or肉体論 呪術廻戦から深める、デザインと世界観  

コンセプト主導のデザインとは、文章に起こされたコンセプト(あるいはヴィジョン)からデザインを生み出す手法のことです。第1回の記事で、車体のデザインなどがこれに当たると書きました。  

 

一方、造形主導のデザインとは、形を先に生み出し、その形に意味を与えて、使ってゆくうちに認知を広めて常識化させてゆく手法のことです。字面からはわかりづらいかもしれませんが、企業のロゴやトイレのマークなどがこれに当たります。これは第2回で書きました。  

 

今回は2つの内、コンセプト主導のデザイン(無為転変)についての話です。

 

題にもありますが、見慣れた場所で、実はこの無為転変が用いられ、戦いが繰り広げられている、という話をします。   そして、コンセプト主導のデザインについて、もう一歩理解を深めてみようと思います。   まずは、今回題材として取り扱う商品を紹介し、それらがどんなコンセプトで生み出されたのかについて考えてゆきます。  

 

訴えかけ方にも個性が光る

今回取り扱うのは飲料です。主に、お酒です。様々ある中から、アサヒとサントリーの商品を取り上げます。

やてん

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