人には、「生産性の高い時間」があるらしい「When 完璧なタイミングを科学する」の書評

ここ最近、資格試験の学習が多くて、全く本を読んでいなかったのですが、久しぶりに本屋へ行き、好みの本を見かけたので買ってみました。

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帯の「何をやる?」より「いつやる?」が重要だった!

 

に惹かれました。パラパラと初めの方を読んでみると、様々な論文の研究結果・考察が掲載されていて情報の信頼性も高いし、何より、「時間帯によって何をやるべきかが変わる」「人によって、やることが効果的になる時間帯は異なる(3パターンある)」と言うことに興味が湧きました。

 

今回は簡単に本の内容から特に自分が感じたことをまとめておこうと思います。

 

生産性・感情の波は、朝に高く、昼に下がり、夕方に再度上がる

これは、どうやら民族・人種に関わらず同じパターンなのだそうです。普遍的な情報であり、本書において最も価値が高い情報の一つだと思います。

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朝に生産性が高いと言われるのは実感としてだけでなく、科学的にも確からしいのです。また、この上下の傾向は感情(主にポジティブなもの)も同じ傾向を示しているようで、気分も朝に良く、昼に下がり、夕方にまた上がるそうなのです。

 

個人的には、感情に関してはあまり実感もありませんでしたし、時間帯で上下するからと言って、感情に合わせて生活のリズムを変える必要もないと思っていますが、役に立つこともあるかもしれないので、頭の隅っこにおいておくとします。

 

とりあえず重要なのは、生産性についてですね。朝には論理的な思考が一番上がりやすいと言うことですから、学習時間を朝にまとめて取れている今の時間管理はあながち間違っていないと科学的な裏付けも取れました。

 

活動時間のパターンは三つある

ただ、例えば、朝型・夜型のように生活リズム自体のパターンは人によって分かれるそうで、ヒバリ型(早朝型)、第三の鳥型(普通の朝型)、フクロウ型(夜型)に分かれるそうです。また、この3パターンは、年齢によっても変わるそうで、ティーンエイジャー世代はどちらかと言うと夜型で、高齢になると早朝型になってゆくそうです。

 

自分が何型なのかの分類基準に関しては本の中でいくつか記載がありますが、僕は「ヒバリ型(早朝型)」に分類されるみたいです。人より早寝早起きが得意ですから。

 

ちなみに、現在僕は友人とルームシェアをしていますが、同居人は今の所、フクロウ型です。フクロウ型は、どうやら起きるのが苦手で、生産性が高まる時間も昼頃からとのこと。他の人がバリバリやってる最中に、ぼーっとしている人がいたら、ひょっとしたらフクロウ型かもしれない、と考えることにします。

 

考察:生産性が高い時間は案外少ない。では生産性が低い時間に何をすべきか

帯にある通り、確かに「何をやる?」より「いつやる?」の方が重要なのは科学的に証明されています。実感もあります。だからと言って、昼に何か論理的な思考を避けることをするかといえば、Noです。

 

本書の中で、時間と気分の関係の負の面を書いているのは、「仮釈放の判断」などです。確かに、時間帯によって仮釈放の判断が変わるのは意味不明です(法の趣旨に反しているとまで感じる)し、だったら時間を朝に集中させた方がいい、とは思います。

 

また、朝に思考能力が必要ない単純作業をして、午後以降に重要な戦略的決断をするのは害なのでしょう。このようにやることがたくさんある場合は、確かに時間帯を気にしてスケジュールを組むのは大切だと思います。

 

論理的で再現性も求められるものや、失敗が許されないプレッシャーのかかる決断はそうにせよ、例えば積み上げてゆくタイプ(前進するしかないタイプ)の、学習とか読書とかに関しては、時間を集中させるだけが重要ではなく、かける時間も進度には重要だと思います。つまりは生産性ではなく、生産量です。

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生産性は「1時間当たりの進度」を表し、時間の単位は「時間」だとします。同じ5時間なら朝の方が2.5も進みますが、朝だけやる人は、朝昼両方やる人には敵いません。

上の表は、朝昼合わせて5時間ずつ時間を投資した場合で、極端な例ですが、生産量は足し算ですから、「生産性がいいのが朝だから」といって朝だけしかやらないと決めるのは違うと言うことです。もちろん、1日5時間しかできないなら朝やるべきですが。

 

論理的思考力が冴える朝に時間を作ることは勉強や読書に関しても重要ですが、これらのように、積み上げタイプのものに関しては、「いつでも、何でも、どれだけやってもいい」ので、重要なのは、「What」でも「When」でもなく、「なぜやるか」。つまり、「Why」だと思います。

 

「有限な時間を何に使うか?」を考えると、全ての行動はトレードオフの関係にあります。ただ、やることが思いつかないなら、時間帯がどうであれ、前に進もうではないか、と。朝だけ見た「生産性」だけでなく、月単位、年単位で見た進歩のスピードには、量も必要だという視点も忘れずに、行動のタイムスケジュールを組んでゆこうと思いました。

 

参考書です。気になった方は、チェックしてみてください。

やてん

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