スマホを落としただけなのに、急に稼ぎが良くなった

突然ですが、

「スマホを落としただけなのに、急に稼ぎが良くなった」

と、あなたに話したAさんがいるとします。

あなたは、どう思いますか?

「意味がわからない」

と、思うのではないでしょうか。

最近第二弾が放映された「スマホを落としただけなのに」という映画では、

「スマホを落としただけなのに、様々な犯罪に巻き込まれた」

というフィクションを描いていますし、一般的にスマホのようなプライバシー色の強い持ち物を落としてしまったら、まずはそれの悪用を恐れるはずだからです。

でも、Aさんの考えでは、あるいは行動の上では、この一見不可解な話が正しいのです。

つまり「スマホを落とした」だけだったのが、間にいろいろあったおかげで「稼ぎが良くなった」のです。

別の例で言うと、古くからある諺に、「風が吹けば桶屋が儲かる」と言うものがあります。

これも意味不明ですよね。桶は水など液体を持ち運ぶものなのに、それが風とどう関係するのか。

この二つの例には共通点があります。それは、「AなのでB」のAとBの間の隠れた論理(事実の繋がり)が、ただ話を聴いただけでは捉えづらいということです。

こういう話は、自分の狭い体験だけからくる直感や常識をほぐすいい機会になり得るのですが、残念ながら「もう少し知ろう」という一歩を踏み込まないで、立ち去ってしまう人がほとんどだと思います。

今回の記事を通して、あともう一歩を踏み込めるようになってもらえると嬉しいです。

関係ないけど、「自分でまとめておきたい系」ではなく「読み手に変わって欲しい系」を書くのって、僕のような勝手に物書きをする人間からして、かなり珍しい。アプリの開発にせよ、ちょっと自分の中の危機感が強くなっている証拠だと思う。この話はまた別のタイミングでまとめておきたいと思う。

 

「一見釈然としないけど実は正しい」は意外と身近

閑話休題、はじめの二つの例に戻りましょう。

「スマホを落としただけなのに、稼ぎが良くなった」

「風が吹けば桶屋が儲かる」

この二つは釈然としないということでしたが、実は世の中にはこういう「釈然としないんだけど、裏を取ってみると、密接につながっているらしい」という話が多いです。最近話題のところで言うと、「脳腸相関」とか。腸の健康状態と脳の健康状態には密接に関係があると言うことです。食べるもので脳の状態も変わるんだとか。

この話を知らない人にとって、「野菜や果物を食べる」ことと、「野菜ジュースやオレンジジュースでビタミンなど栄養素をとる」ことは同じことだと思います。なぜなら、この二つの違いである食物繊維は、人間の腸では分解・吸収できず、せいぜい便通に役立っているのであって、栄養には関係ない、と考えているからです。僕の家族は、最近までそう思っていたようです笑。

実際、この食物繊維を食べる微生物を腸で飼っておくと、微生物が食物繊維を食べて体外に出したカスが人間の腸に働きかけ、その反応が脳へ伝わり、精神を安定させ、冷静に、客観的になれると言われています。

間接的だけど、確かに脳と腸はつながっているんです。そして「野菜を食べたほうがいい」も本当だったようです。

この話は、妊娠中の母親の食べたものや、あるいは母乳を飲んだ子どもの腸などにも関係があるそうです。詳しい話は、この記事を読んでみてください。

 

「なんで?」から始めよう

これまで、「釈然としないけど実は関係している」話をしてきました。が、人が話すことには「トンチンカンで、釈然としないし、正しくもないこと」もあります。

この二つの違いは、僕たちが「どうして?」と詳しく聞かない限り、わかりません。いや二つだけじゃない。

世の中には、四つの話があります。それは、

  1. 釈然とするし、正しいこと
  2. 釈然とするけど、間違っていること
  3. 釈然としないけど、実は正しいこと
  4. 釈然としないし、正しくもないこと

です。

この4つの区別は、詳しい話を聞かないとわからないんです。そして、その詳しい話の中で、物事の繋がりをしっかりと理解しようという気がないと、その人の話が正しいのかどうかわからないんです。

さっきの脳腸相関の話でいうと、「果汁100%だろうが、結局生のオレンジ食べたほうが脳にもいいんだよ」と、脳腸相関を知っている人が言ったとします。

それに、「ジュースじゃダメなの?なんで?」と聞けば、まず「釈然としないけど、実は正しいこと(果物は、繊維ごと食べたほうが微生物を飼えるし脳にもいい)」ということを理解できます。

さらに、「釈然とするけど間違っていること(果汁が入った飲料はビタミンも入っているから果物を食べた計算に入れても良い。はウソ)」にも気が付けます。

一方、大して考えもなく発言された言葉(釈然としないし正しくないこと)の場合も気が付けます。

なんかよくわかんないな、と思ったら、「なんで?」と疑問を口に出してみましょう。それで理由を話すのを面倒がる人は、正しいかどうかを自分自身よくわからずに話している可能性があります。あなたが発した疑問が、その人を変えるかもしれません。何も考えずにする発言が、減るかもしれません。

疑問を発することから始めましょう。

では、最後にもう一度、質問です。

「スマホを落としただけなのに、稼ぎが良くなった」とAさんが言いました。

あなたどう思いますか?

・・・「なんで?」と疑問を発しようとしたご自身を発見してもらえたなら、この記事が役に立ったということになります。そうだったらいいな。

やてん

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