「企業の社会的責任(CSR)」とは何か。下町ロケットゴースト・ヤタガラスに思う。

昨今目立つ大企業の粉飾

昨今、安定と言われていた大企業の粉飾や不正が目立ちます。これは、「誰もが知る大企業」の不正だから、ニュースが大々的になっているだけで、他の多くの会社にも、法律的な意味でいう「言えない事情」は抱えているのでしょう。

 

一方で、「会社は営利目的のみで存在しようとすると、上記のような不正に手を染めることになる」、「環境を破壊することなく、持続可能な開発を目指すべき」など、企業の社会的な位置付けに関して議論が活発に行われるようになってきました。

 

こういう持続可能な開発や、法令遵守(コンプライアンス)、それらに対する説明責任(アカウンタビリティ)などは、総合して企業の社会的責任(CSR)と言われています。日本においては2003年をCSR元年としているそうです。

 

CSRとは結局何なのか

CSRは、大企業と中小企業で比べると、主に大企業がアピールをしています。ところが、法令遵守に関して問題が後を絶たないと報道される企業も、多くが大企業です。

 

CSRで植樹など環境保護活動をアピールする一方で、本業において不正を行うギャップには、「CSRは企業のアピールになる」という思惑が透けて見えるようです。

 

では、中小企業はどうかというと、まだ多くの企業においてはCSRのアピールをしていませんが、その意識はあるようです。アンケートの報告(https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/report/report05-1012.pdf)を確認すると、「経営理念に基づいて事業の方向性を考えるという意味で、社会的責任を果たしている」との記述はあります。

 

アピールをしておらず、情報が表に出てこない。取材に関する時間コストという面で、決して情報量は多くはありませんが、多くの会社が、CSRに関して考えているようです。

 

CSRは本業に関して考えてほしい

CSRに関しては個人的にも考えがあります。CSRとは、経営理念、かつ事業と一貫性があり、自社の事業が社会・環境に対して与える影響を考慮した範囲で行うべきだ、という考えです。つまり、報告に上がってきている中小企業がアピールしてはいないが考えている社会的責任を、自分も社会的責任だと考えています。

 

森林を守ることは、遠く考えれば企業の社会的責任といえなくもないですが、どちらかと言うと、公共投資や個人的な投資をする対象であって、企業が扱うには責任の範囲が広すぎると考えます。

 

ですから、あくまで、会社は会社の事業が及ぼす影響に関して配慮をすべし。最近、「下町ロケット ゴースト」「下町ロケット ヤタガラス」を読んで、特にそう感じました。

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追記:作品全体を通しての感想を買いました。こちらも読んでいただければ幸いです!

 

 

 

やてん

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