経営戦略とは、一貫性が重要。つまり、オシャレをすることである。

写真は、夜の六本木・けやき坂にて

 

東京のいろんな街を歩いていて、行く場所によって着てゆく服を変えるのが最近の楽しみの一つでもあります。なぜ変えるかというと、その街の雰囲気や、その街にいる人によって、着ている服のジャンルが違うからです。

 

街と人とファッションの関係

新宿や渋谷、原宿、池袋は人種のルツボなので、カジュアルであればどんな格好をしていても目立ちません。逆に、フォーマル目のコーディネートをすると、むしろ悪目立ちします。

 

逆に、以前の記事で書いたように、日本橋や、他にも六本木、麻布、青山、赤坂などにはフォーマル目な服装で行きたいとも思います。この日は髪型もちゃんと整えようと思えます(僕は結構億劫)。

 

街を見ると、構えているお店も違います。新宿や渋谷にはチェーンストアが多く、逆に日本橋や麻布、赤坂には個人の割烹料亭や専門店(ワイン専門店、塩専門店など。面白い)が多いです。新宿や渋谷は幅広いジャンルの人たちが集まるところなので、比較的みんなが好きな、安心安全安定なチェーンストアが多いですが、麻布や赤坂には「それだけ」を求めて買いに来る人や、ものにこだわっている人がたくさんいますので、街もそれに特化しています。つまり、街によって、文化が異なるのです。

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麻布のワイン専門店

 

そういう文化の違いは、当然服装にも顕れます。僕に似合う格好は、どちらかというとフォーマル目なので、麻布側が合います。もちろん、僕はチェーンストアも好きです。POSと売り場を連動して仮説を立てたり、商品の違いについてマーケティング分析するのが好きだからです。でも、どちらかというと、専門店の方が観察しがいがあるし、店員さんも、本当にそれが好きで仕事をしている人が多いので好きです。平準的、平均的ななものより、独自に特化して進化しているものを愛しく思います。

 

その街に合った「オシャレである」ことは、戦略に通ずる

オシャレとは、以前の記事で述べたように、「その人がその服を着る必然性がある」ことです。その記事では、「如意であること」とも言っています。※オシャレの定義自体は人それぞれです。これは僕の意見です。

 

必然性とは、①「自分がいる場所との調和が取れているか」と②「自分と服の調和が取れているか(要は似合っているか)」の掛け算で表されると思います。例を挙げると、「サーフスタイルで日本橋にいるのは流石におかしい」「麻布には、高級ウールの黒いコートが似合う」とかです。また、その街に合う服が、自分にも合っているか、ということです。

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六本木にて。上質なコートが似合う。

 

 

この必然性は「如意であること」だけでなく、「一貫性がある」とも取れると思いますが、「一貫性」は、まさに経営戦略の基準そのものです。

 

経営戦略と一貫性について考えてみる

経営戦略とは、下の画像のように決めてゆきます。

businessfunctional-strategy1.jpg

一番大事なのは、企業理念(企業ビジョン)です。「なぜ、その企業は存在するのか」という存在意義です。誰の助けになるのか?どのように人を助けるのか?とも言い換えられます。そのビジョンに合わせて作る方針を、全社戦略と呼びます。三角の一番上です。

 

それに合わせて、一つ下の事業戦略を作ります。自社の資源(ヒト・モノ・カネ)を組み合わせて、どんな戦略を取るのが最適かを考えます。例に挙げると、マイケル・ポーターの提唱している「三つの戦略」ががあります。

 

三つの戦略.png

三つの戦略は上の画像の通りですが、ポイントは、大量生産大量消費の戦略の「コストリーダーシップ」は、差別化・あるいは集中戦略と同時には取れないということです。先ほどの街とお店の例でいうと、チェーンストアは「コストリーダーシップ」で、個人で営む料亭や専門店は「差別化・集中」です。

 

では、自社がどんな事業展開を決めてゆくかざっくり決めたところで、事業戦略の中身を決めてゆきます。さらに下の、機能別戦略についてです。

 

どこが戦略同士が重なるところかを探す

まず、商品開発〜販売を通した一連の戦略の、マーケティング戦略を考えます(別に、何から決める、とかはないと思う)。

マーケティング戦略.png

いろんな方法がある中で、どれが自社に適しているのか、新商品・サービスに適しているのかをいろんな方法がある中から選んでゆきます。次に、他の戦略と組み合わせてゆきます。この組み合わせは、「マーケティング」だけで考えると複数案が出てきますが、これから他の戦略と合わせて、選択肢を絞ってゆきます。

 

財務とマーケ.png

 

マーケティング戦略と財務戦略が重なるところが、先ほど選んだ「複数のマーケティング戦略の案」を絞り込んだところです。案の中から、財務的に適している選択肢を残し、他は排除してゆきます。そして、これを他の戦略とも組み合わせて、絞ってゆくと・・

 

機能別戦略.png

他にもあるとは思いますが、、最後に、4つの全ての要素で絞り込むと、はじめに選んだマーケティング戦略案は矢印で指したところになります。この矢印で示した戦略の組み合わせが「一貫性」で、あり「必然性」です。

 

自社の資源、あるいは調達可能な資金、自社の人材、人材が溜め込んだノウハウ・暗黙知、そして、商品性などは、全てに筋が通っている場合、自社にとっては一番負担が少なく、顧客に価値を届けることができ、かつ競合の会社では真似できないような方法となるのです。

 

昨今、「何でも屋」企業が多く見られますが、おそらくこの原因は各戦略に一貫性(哲学とも言えるかもしれない)がないことが一つの原因だと思います。もう一つは、昨日の記事で述べた「マイナスの情報格差」でしょう。

 

オシャレの事業戦略・機能別戦略

本題に戻ると、この絞り込んでゆくプロセスは、自分なりの「オシャレ」を選定するプロセスとそっくりだと思うのです。先ほどの機能別戦略の組み合わせをオシャレで置き換えてみると・・スクリーンショット 2018-12-29 15.40.42.png

こんな感じに、色々絞り込んでゆくと、自分らしさが出せて、オシャレになれるのではないかと思います。ちなみに、各々の要素の中で、「それを、どこに着てゆくのか」も考慮しています。

 

意外と、自分らしさが出るオシャレな服は少ない一方で、その人にしかない良さを表しやすいとも思います。

 

経営戦略とは「オシャレ=必然性=一貫性=如意」である

今回の結論は、こんな感じです。自社に合う(自分に合う)、組み合わせを探し続け、常に変化してゆくことが重要だと感じます。そのときそのときで、最適は変わるのですから。

 

今回、自分で画像を作ってみました。わかりにくい、こういう風に改善したら、もっとわかりやすい、など、ご意見をいただけたら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

やてん

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