ドラマ「緊急取調室」から思う、子育ての難しさ

※今回の記事は、いつもに増して人のためにならず、自分のために書いた記事です。が、しかし、読んでいただければ幸いです。

 

最近、ドラマ「緊急取調室(キントリ)」を毎週見ています。今回はシーズン3ですが、僕はこれまでのシーズン1〜2、スペシャル回も実は見ている、キントリのファンです。

 

このドラマの見所は、三つあると思っています。一つ目は、取調中の被疑者との心理戦です。二つ目は、出演する演技派の俳優陣が繰り広げるリズミカルなシーン作りです。

 

そして残りもう一つ、見どころがあると感じています。今回の記事は、それに関しての私見をまとめておくための、日記のようなものです。

 

実は、シーズン1から見直した

今回、シーズン3が放映されることになって、僕は今までのシーズン1〜2を全てアマゾンプライムで見直しました。今上がっているので、アマゾンプライムを登録している方は、ぜひ、オンエア中のシーズン3と合わせてご覧いただきたいです。

 

今回見直していて、色々突き刺さる話がありました。キントリのもう一つの見所は、被疑者や被害者の立場に、嫌って言うほど共感できるストーリーであることです。僕はもともと感情移入してしまい易い方なので、なおのこと、胸にきます。

 

今回、僕が書き残しておきたいと思ったのは、ストーリー中の登場人物がしていることを、僕もやってしまう可能性があるなと思ったからです。

 

木のおもちゃは頭がよくなる?

今回の記事で取り上げるキントリの話は、シーズン1の2話と3話です。まず、3話に関して感じたことを整理します。

 

3話で取り扱う事件は、エリート官僚の妻が、夫を殺害してしまう事件です。結婚前に妊娠がわかり、二人は結婚することになりましたが、夫婦の家柄が違うことで、妻は「金目当てだ」「子育てもろくにできない」など、夫や周囲から非難され続けていました。また、子供と揃って、夫から虐待も受けていました。

 

僕がこの話の中で感じたのは、夫が勝手過ぎると言うことです。そもそも子産むに至ったのは合意の上なはず(もし結婚したくないなら真剣に避妊するはず)で、「産むつもりはなかった」では通りません。しかも、その後結婚する選択をしたにも関わらず、さらに妻子を攻めるのは筋が通りません。勝手に自分で首を締めたくせに、その責任を妻子にぶつけているだけです。

 

また、子供には(自分では)英才教育を施そうとする描写もあります。それが、木のおもちゃです。確かに、「木のおもちゃは頭が良くなる」とか一般的に言われていますがね。その木のおもちゃで妻に後頭部を殴られ、夫は死亡しました。

 

僕は、この話で妻の辛い立場を感じつつも、自分が夫のような行動を、仮に自分が結婚した時にとってしまわないか不安にも思いました。

 

子供の望みと、親の望みと

次は、2話についてです。2話の事件では、ある名医(道長)が犯した殺人を、ある男(杉田)が庇う事件です。なぜ庇うか。この道長は、杉田の娘(はるか)の難病の手術ができる、数少ない医者だからです。

 

道長は、杉田が罪を被る代わりに、はるかを手術すると約束します。杉田も妻も、はるかにはこれを隠しますが、はるかはそれを察していました。

 

はるかは「手術が終わったら杉田と一緒に走り回る」約束をしていましたが、仮に、手術が行われる前に真犯人が道長だとわかってしまえば、手術はできなくなる。一方で、手術がされると言うことは、杉田は有罪になるということ。有罪になれば、はるかとは遊べなくなってしまう。緊取室が被疑者の杉田が抱える辛いジレンマを解きほぐしてゆく過程が見所の事件でした。

 

この話のポイントは、杉田と娘のはるかの両者で望みが異なったところです。杉田は、はるかの完治を、はるかは、父親とずっと一緒にいられることを、何よりも大切にしていました。はるかは、病気が治らなくても、父親と一緒にいられればよかったのです。

 

結果、真犯人の道長は逮捕され、はるかは他に名乗り出た医者の手術を受けられることになります。ただハッピーエンドではあるものの、親の願いと子の願いが、どちらも素晴らしいものなのに、その方向の違いが互いを苦しめてしまうんだなと難しさを感じました。

 

杉田は取調の最後に「僕は、欲張りだったのでしょうか?」と真壁(天海祐希が演じるキントリの主人公)に聞きました。真壁は杉田を諭しましたが、僕が仮に自分が杉田であれば、同じことをしたかもしれないと思います。たとえ、子供が「難病が治ること」以上に「父親が側にいてくれること」を求めても、です。

 

「子へエゴを押し付けてしまわないか」と言う恐怖

僕がなぜこの二つの話に対して特に心が動いたかと言うと、僕自身が、子供や妻(僕は結婚する予定はない)ができたとき、官僚の夫のように子育てに対して持論を振りかざしてしまったり、杉田のように、自分の願いを子に押し付けてしまう可能性を否定できなかったからです。

 

僕はこのブログの記事で、すでに似たようなことをやっているのではないか。欅坂乃木坂のことを、さも彼女ら本人をよく知った風に書いたり、世間の親に対して子の勉強に関して提言をしたりしているのです。

 

これを、自分が子を持ったときにやってしまわないか、と思ったのです。欅坂や乃木坂の子達に、「こうなっていって欲しい」と私見を展開するように、「こう育てたい」という思いで子育て論を妻子に強要してしまう気がしてならないのです。

 

感じたことを忘れないようにしておきたかった。だから、書いた

今回は、自分の身の振り方を、ドラマ「緊急取調室」の登場人物に当てはめて考えました。

 

子育て論を振りかざしたり、自分の願いを子に押し付けたりする親に自分がなるかなんて、わかりません。親の気持ちなぞ、親になってみなければわからないものだとも思います。親のエゴに欺瞞を感じながらも、自分が親になると、それがわからなくなってしまうこともあるのでしょう。

 

ただし、今回の記事を書いた意義として一つとても重要なことがあると思っています。自分の中に、「厄介な子育て論者の自分」がいることを認識して向き合えたことです。自分が嫌いな「面倒くさい親」の片鱗が、自分の中にもあるということを忘れないために、また、思い出せるように、この記事が将来の自分の役に立ってくれたらと思います。

 

 

緊急取調室、今期おすすめドラマです!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。最後に、宣伝をさせてください。「緊急取調室」は、天海祐希さん、田中哲司さん、でんでんさん、小日向文世さんなど個性的なメンツが揃っており、織りなすセリフの掛け合いは見ていて非常に気持ちいいです。

 

今回の僕のようにいちいち考察なんかせずとも(好きならやってもらうと面白いと思いますが)、単純に楽しめ、感動できるストーリーです。キントリ、ぜひ、見てみてください!

 

また、冒頭で書いたように、アマゾンプライムにご登録の方であれば、シーズン1から全部見られます。GWの空いた時間には、ぜひ、暇を持て余さず、キントリを見てもらえたらと思います。

 

キントリシーズン3ホームページ:https://www.tv-asahi.co.jp/kintori/

 

やてん

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