欅坂46の長期的な成長戦略を考える

今回は、乃木坂の妹グループ「欅坂46」に関して、急に記事を書きたくなったので、まとめようと思います。

 

ただグループを紹介するではつまらないので、この前の乃木坂46の成長戦略の記事で紹介したような形で、今回も前回のように経営理論を使って紹介してゆきます。

 

欅坂はアイドルの常識を壊しにきた

欅坂をよく知らない人に、イメージを尋ねると「ダーク」とか「クール」とかそんな言葉が返ってきます。

 

今までのアイドルのなかで、その路線でメディアへ露出するまでに至ったグループを少なくとも僕は知りません。今までのアイドルにないコンセプトを持っているグループであり、今までの「アイドルとは笑顔で歌う人」という常識を壊しにきたグループと言えます。

 

彼女らに対するイメージは歌詞からも伺えます。デビュー曲のサイレントマジョリティーの歌詞では「誰もいない道を進むんだ」と歌うところもあります。

確立したグループへ成長を問う理由

彼女らが「クール、ダークなイメージを持つグループ」であることも「唯一無二のコンセプトのアイドル」であることもわかっていながら、なぜこのグループの成長戦略をわざわざ考えようと思ったか、と言うと、欅坂の今の方針には脆弱さがあり長期的な成長が難しいと感じたからです。

 

欅坂のシングルリリースは現在(2019年4月時点)で8枚で、この間センターを平手友梨奈一人が担っています。ここが乃木坂と比較した際の不安要素であり、脆弱性の源泉だと考えます。シングル8枚目の時期と言えば、姉グループに当たる乃木坂では、挑戦の時期です。この時期の乃木坂は、センターを生駒→白石→堀→西野と変えてゆき、様々なメンバーに挑戦をさせていた時期です。そしてこの4人は後のエース級のメンバーへと成長しています。

 

グループによって育成の方針も違うでしょう。また、乃木坂が紅白の初出場までに数年かけているところを、欅坂は1年目ですでに達成しています。乃木坂の信頼度を引き継いでいるとはいえ、驚異的な成長スピードです。ゆえに、乃木坂を欅との比較に持ち出すのも、微妙なのかもしれないと思います。

 

それでも僕には、欅坂はグループ全体の能力値を上げる機会を逸し続けているようにも映ります。絶対的センターの平手が負傷したとき、「別のメンバーがセンターを務めてなんとか躱した」状態では、しっかりと成長することはできないのではないか。平手がダウンする前に、負担を他のメンバーにも預けることはできないのか?と思うのです。

 

実際、平手休業時期にMステで「アンビバレント」のセンターを鈴本美愉が務めたのを見ましたが、平手センターよりもアンビバレントにふさわしく感じました。平手でなくても表現しきれる曲はあると感じます。ちなみに、ダンスの技術は鈴本がグループ一です。

そんな他のメンバーの頼もしい活躍を見たり、数名の卒業で勢いが弱りつつある前兆も垣間見えることもあって、欅坂が今後も長期的に成長してゆくためには、グループ全体が抱える脆弱性を越えてゆくことが必要で、そのための戦略を考えてみようと思った次第です。

 

平手がセンターであり続けることも実は理解できる

今まで散々平手一強に疑問を呈してきてこんなことを言うのも何ですが、僕は平手にセンターを任せたくなる気持ちもわからなくもないです。

 

平手は、表情やダンスによる感情のぶつけ方が他のメンバーに比べて上手です。曲への入れ込みの度合いに関しては、乃木坂にも敵う人材がいないと言っても過言ではありません。そのくらい、平手のパフォーマンスは見た人の心を動かします。さすが、映画で主演を演じる(「響」と言う映画)だけある。乃木坂と成長スピード感が違うことはここでも察することができます。

 

そんな表現力を頼って、平手にセンター任せたくなる理由もわかります。ですが、欅坂の曲を細かく分けて考えてゆくと、意外と平手以外のメンバーに任せることもできると言うのが僕の持論です。ここからが、この記事の本論です。

 

欅坂の今後を曲を分類して考える

まず、欅坂の楽曲を細かく分類してみました。

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議論を展開に合わせて、今回はあえて「メッセージ系」と「芸術系」を区別しました。

一般的に欅坂のイメージを語る際、多くの人は「メッセージ系」楽曲をイメージして語ります。「メッセージ系」としたのは、歌詞の中に強いメッセージがあるからです。例えば、「大人たちに支配されるな」「不協和音で既成概念を壊せ」「お前はもっとお前らしく生きろ!」などです。

 

なぜ「アンビバレント」や「黒い羊」を「メッセージ系」と分けたかと言うと、これらの曲の歌詞は心情を語るのみであり、メッセージを視聴者に直接訴えてはいないからです。

 

平手が務めることに大きな意味があると感じるのは、欅坂のイメージにも近い「メッセージ系」の楽曲です。僕は欅坂を不協和音のあたりで好きになった人間ですので、特にそう思います。平手不在時、菅井も迫力ある不協和音を見せてくれましたが、もがきの表現は今の所平手に軍配が上がるかなと思います。

 

一方、わざわざ「メッセージ系」と分けた「芸術系」は、平手以外を起用したいと感じる曲です。「芸術系」を先述の鈴本のような「絶妙な洒落感」を醸すメンバーに任せると、より芸術性が増して、表現が面白くなると言うのが、僕の勝手な考えです笑

MV見る限り、平手のカットは鈴本でも全く遜色ないと感じます。

 

また、妹グループの「けやき坂」が日向坂として袂を分かち、リスタートしていることを考えると、今後はリリースされることは少ないと思われる「おしとやか系」楽曲も、平手以外のメンバーの方が適性があるのではないかと感じたりします。

 

こんな感じで、楽曲のタイプによって任せる人を変える方が、平手の負担も減らせるし、他のメンバーの成長速度も上げられ、全盛期の乃木坂のようなグループに成長させられるのではないかと考えます。

 

以上を踏まえて考える「今後の方針」

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上の画像において、現状が緑色の状態だとすると、①〜③の三つの戦略が考えられると思います。①の場合、「メッセージ系」の楽曲で欅坂のコンセプトを強めてゆく戦略です。

 

②は、メンバーの今ある個別スキルを伸ばし、そのスキルを活かしてグループ外で活かしにゆく戦略で、乃木坂が取っている戦略です。現在、乃木坂は、既存のイメージを活かしつつ、バラエティ、舞台など多彩な方面に活動範囲を増幅させています。

 

③はそのほかと全く異なる方法です。メンバーの多様性を強め、その多様性に合わせてグループのイメージを変えてゆく戦略です。一般的な企業においても一番難しいと言われている「多角化」と言う戦略です。

 

仮に①を選ぶ際は、先ほどの画像で考えたように、楽曲を三つのグループに分け、チャンスを引き伸ばしてゆく方法が考えられると思います。

 

②に関しては、オフの状態でのスキル拡張や、欅坂が苦手とするバラエティでのコメントやガヤのスキルも必要だと思います。この能力に関しては副キャプテンの守屋が得意で、②の方向へ活躍の場を伸ばしてゆけると考えられます。また、ラジオに関しては、尾関や石森が司会上手のため、今後、伸ばしてゆけるかもしれません。

 

③に関しては・・未知です。が、関西色が強い二期生が、いい化学反応を起こしてくれるかもしれないと思っています。

やてん

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