生産性を上げたいなら、これ1冊でいい。「イシューからはじめよ」書評

僕のバイブルとして何度か記事で紹介している「イシューからはじめよ」のレビューを本日は書こうと思います。実用書を本当の意味で100パーセント理解するには、その本の著者と同じレベルの仕事を経験してこなければならないと思っています。が、では今読むことは意味がないかというと、そうでもないと思っています。

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「イシューからはじめるあり方」をまず頭にインプットしておき、様々な経験をしたときに、この本の内容がビビッとその経験と繋がってくれたらいいなと思っています。そのとき、初めて僕はこの本の理解に関して今より一歩、踏み出せるのだと思います。

 

ですから今回の記事は、暫定でのこの本の重要なポイントをまとめます。この本を読んでみて重要と感じたことを整理する、メモとして残しておこうと思います。ちなみに、いろんな問題解決系の実用書を読んできましたが、この本は僕の中で一番です。大学生の頃の研究から今までの6年間は読み続けている本です。この記事で、少々でも個人的イチオシの「イシューからはじめよ」を手に取ってくれる方が増えたらいいなと思います。

 

イシューとは?また、良いイシューとは?

イシューという言葉は、聞きなれない言葉です。僕がこの本を見て初めて惹かれたときも、イシューという言葉の意味はわかりませんでした。単に、帯に「仕事は100分の1になる」と書かれているから、「楽にできる方法があるのか」と気軽な気持ちで手に取ったはずです。

 

パラパラめくってみると「常識を捨てる」とか好きなことが書かれていたこともあって、斜に構えていた僕は手に取ったのだと思います。当時はさらっと読んだだけでしたが、読み始めた当初から「なるほど」と思い、明確に心に残っていたのは、この卵の絵です。

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それまでは、特に仮説も持たずに物事を「分解しやすさ」で分解していました。ですが、本当に意味のある分解は、黄身と白身くらい違うのだと気がつき、衝撃的でした。どうしてこれに感動したかと言うと、この絵が、「意味のある分解」を説明をするのに、適し過ぎていたからです。

 

「意味のある分解」を伝えるためのデザインとして、これほど優れた絵をさりげなく使っていることこそ、すごいと感じました。「意味のある分解」を伝えるための、もっとも意味のある分解が、この絵なのです。分解自体にもインパクトが必要と知った瞬間でした。

 

イシューとは、下の様本作の筆者の安宅さんは述べています。

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これは、要するに「意味のある分解」なのです。ある物事の正誤。白か黒か。それは、卵に関して言うなら白身か黄身かなのです。イシューとは、分解に対しての意味の大きさのことなのです。また、このイシューに関して、「良いイシューの条件」もあげています。それが、下の画像で書かれています。

 

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「本質的な選択肢である」と言うのは、「意味のある分解」に似ています。「深い仮説がある」に関しても近いものがあります。「答えが出せる」と言うのも超重要で、調べられたらすごいことでも、現代の技術ではどうにもならないものや、時間・金銭などの資源を費やせない様なものには手を出してはいけないとも書かれています。

 

この中でも、特に「本質的である」と「深い仮説がある」に関しては、意識的に行えるに至ったことの一つでもあります。読み始めた頃と比べて成長したと、この記事を書きながらちょっと自分を褒めています。複雑な物事を分解したり整理したりするときに、最終的にどんな変化を与えたいか(例えば、売り上げを増やすとか)を決めて、それを元に逆算して分解し、整理を行うことが重要だとわかりました。

 

考えたり行動しても、現状からの「良い変化」がなければ仕事に関しては意味がない。では、「いい変化」のために、何を変えるのか。それは、何と関係するのか。変えたら、どうなりそうか。この様に、物事を分解とかするより以前に、「〇〇を変えたら、△△になるかもしれない」と言う仮説を立てることと、この仮説を元に情報を分解したり整理してゆくことと、これを繰り返すこと、また、その着想に関して人に助けてもらう、など、実践でより深く学ぶ基礎が得られたと思っています。こう言う考え方を、人は「戦略性」と呼ぶらしいですね。ストレングスファインダーが教えてくれました。

 

まとめると、良いイシューとは、何か現状のある部分を変えたときに、現状に大きな「良い変化」を与えるもの、と言うことです。そのためには、「とりあえずやってみる」以前に、仮説を持って物事を整理することが重要だと、教わりました。さて、それともう一つ、僕が重要だと感じたことを今回はまとめておこうと思います。

 

悩まない、悩むヒマがあったら考えろ

この本のなかで、読者に最も変化を与えうる言葉の内の一つだと思います。意識してみると、知らないうちに自分が考えずに悩んでいることに気がつきます。しかも、この時間、意外と多いです。最近は考えるフリをしてボーっとしているときに、「あれ、今考えてる?」と自分を客観視してくれる「もう一人の自分」を手に入れられました。これをできる様になったからこそ、そろそろこの本の書評を書こうと思い立った次第です。

 

「考える」とは、「答えがある」スタンスで情報の順序や因果関係を整理し、組み立てることだと安宅さんは言います。一方、「悩む」とは、答えがないことを追求することだと言います。「愛とは何か」とかですかね。ちなみに、愛とか、家族とか友人とかに関しては、筆者の安宅さんも「向き合い続けることにこそ価値がある」とおっしゃっています。ただし、特に仕事に関しては、悩まず、考えることが重要です。

 

悩むヒマを、上で述べた「仮説を元にした物事の分解・改良とその検証」、つまり、考えることに割かなければ、無駄な時間が過ぎてしまいます。「何から手をつけよう」ではダメなのです。

 

「〇〇を改善することが目標と言うが、〇〇とは何なのか。具体的にどんな要素があるのか。要素同士の関係の度合いはどうか。要素の中でも△△が問題だと仮定しよう。それは、こちらでコントロールできる問題か。仮に△△を変えたら、他の要素にも影響を与えるか。どんな影響を与えるか。そして最終的に、目標を達成できそうか。」という思考の訓練を何セットも繰り返さなければなりません。そして、答えに焦点を当て忘れずに問いを投げ続けること自体も結構難しく、すぐ「悩む」に突入します。だから、始めは「悩むな考えろ」を意識しながら、思考の訓練の数をこなさなければなりません。

 

帯には「仕事は100分の1になる」とありましたが、偶然ではなく必然で100分の1の金脈を探し当て続けられる様になるためには、100ある内の1つの金脈を探し当て、残りが外れだと知る様な具体的な経験が必要です。そのためには、一定以上の「悪いイシュー」に当たり、何回か「良いイシュー」にも当たらなければならない。そして、「良いイシュー」に早く何回も出会うためには、通常以上に、上の思考の訓練を行わなければならない。

 

徐々に楽にはなってゆくけど、始めから楽だとは、書いていない。訓練が必要だと書いている。そこに嘘がなく、正直なところも、他の実用書と異なっていて、この本の良いところだと感じます。この本の主題でもある「イシューからはじめる」ことの基礎の基礎とも呼べる、全てを横串に指している考え方だと思います。

 

今回記事にまとめた内容は、「イシューからはじめよ」の比較的前半の内容のみに関してのみですが、今回まとめたことは、おそらくこの本のイシューだと思われます。中盤から後半にかけては、具体的にどう解決してゆくか、と言うところが書かれています。それに関してまで気になるのであれば、ぜひ、続きは本で読んでみてください!笑 下にリンクをは貼っておきます。

 

また、この本にまつわる経験ができ、この本の理解が深まったときには、記事を追加しようと思います。

 

「イシューからはじめよ」が気になったら、ぜひチェックしてみてください!

やてん

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