個人的最高のシャープペンシルは製図用。「GRAPH 1000 FOR Pro」使用暦
最近色々な筆記具の記事を書いていた中で、これら記事には結構友人から反響をいただいております。そんな中、「実際、君はクルトガ使ってるの?」「やてんは何使ってるの?」と聞かれることが多いです。「シャープペンがそれぞれ良い!」とはわかっても、実際お前は何を使っているんだ、ということを気にしていただけるなんて、まさか思いもしなかったのですが、今回はそんな質問にお答えする記事を書こうと思います。
結論:ぺんてる 「GRAPH 1000 FOR PRO」が最高
僕の結論としては、ぺんてるのGRAPH 1000 FOR PROが自分史上最高のシャープペンシルです。初めは他のシャープペンシルの代わりで買ったつもりだったのですが、気づいたらイチオシになっていました。
僕のシャープペンシル使用暦をまとめると、こんな感じになります。
ここに書かれている「スマッシュ」と「GRAPH」を下に画像で上げます。

長い模索の中、僕はペンを傾けて、しかも筆圧をかけずに書くのでラバーやゲルのグリップは合わず、結局選んだのは初めはスマッシュでした。しかし、一回グラフを使ってそのリーチの長さに慣れると、リーチの短いスマッシュは使いにくく感じます。
スマッシュからグラフに替えた経緯は、単純に当時スマッシュがあまり売られていなかったということがあります。実は初めに手に入れたスマッシュは、文具店に取り寄せてもらったものでした。しかし、高校に上がるとその文具店はなくなってしまい、結局名古屋に出て探すしかありませんでした。高校3年生のときは受験で頻繁に名古屋に行っていたので、その際にシャープペンシルを買いました。
これまでに、スマッシュはずっと一緒に戦ってきてくれて、しかも受験勉強でグリップもボロボロになっていたので新しいのを買おうと思っていたのですが、置いていなかったので、代わりに置いてあったグラフを買いました。
使ってみて一番驚いたのはリーチの長さです。スマッシュよりもクリップが付いている位置が上にあるので、より大きくペンを指で挟めて、持ちやすかったです。また、スリムな形状も気に入りました。当時は0.3が個人的に好きだったので、0.3を買いました。

大学時代に研究室の友人の一人が彼の地元の文具店でスマッシュを買ってきてくれたので(お金を渡して頼んだ)、スマッシュも新調しました。しかしその頃にはグラフを使う手になっていて、スマッシュを持つと、クリップやキャップのラバーが親指と人差し指の間のヒレに当たって気になってしまい、結局社会人になってもグラフの0.3を持ち運んで使っていました。
0.4、0.9という新たな領域
社会人2年目。この頃から表やグラフを描くことが増えて、方眼のB5ノートでノートを取るようになりました。芯径0.3は大きい見開きをざっと見回すには線が細くて視認性が良くなく、これは芯径を太くしなければ、と思い、新たなグラフを買うことを決意しました。
この頃は滋賀で仕事(?)をしていたので、京都が近かったこともあり、京都で買いました。初めは一般的な0.5を買おうと思ったのですが、0.5のグラフは色が僕好みではありませんでした。ぺんてるの製図用は、芯径によってアクセントカラーが違うのですが、0.5のホワイトよりも0.4のグリーンの方が好みでした。結果的に大正解で、0.3ほど細くはないのに字がつぶれにくいので、マス目に合わせて回答を書く今の勉強で非常に助けられています。
その後、社会人3年目、実家に戻った際にいらない無地のわら半紙(多分B4サイズ)をたくさん親にもらい、これに書くのはダイナミックな文字が書ける奴がいい、と思い、0.9にも手を出しました。0.9は鉛筆版クレヨンで書いているような感覚で、滑らかに大きな字を書けます。筆圧によって太さや濃さもコントロールできるので、さながら毛筆です。それまでは鉛筆を使っていましたが、0.9を買って以来、ずっと0.9のグラフを使っています。
斜め持ち × 筆圧薄い × 手が大きい 人にはグラフがおすすめ!

芯径や芯の濃さは好みだと思いますが、斜め持ちで、筆圧も薄く、手が大きい人には、グラフがおすすめです。ちなみに、僕は芯の濃さは基本2B以上を使っています。そうでなければ字が薄くなるからです。グラフは製図用に分類されるので、クルトガやオレンズ、デルガード、モノグラフよりも価格は高く、1000円ほどしますが、この洗練されたデザインには惹かれるものがありませんか?
自分の持つシャープペンシルに悩んでいる方がもしいたら、ぜひ、グラフを試してみてください。ちなみに、手があまり大きくない人は、スマッシュもアリだと思います。
今回は、僕の愛してやまない道具達をご紹介しました。好きなもののことを散々に語っただけあって、今、すごく充実しています笑 今後も筆記具のマーケターとして様々な筆記具をマーケティング分析してゆこうと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今回紹介したシャープペンシルたち